shinji-fire-life’s blog

普通のサラリーマンが資産1億円を目指すリアルブログ

来るもの拒まず、去るもの追わず。現代人の転職思考は冷たいのか?

「転職は当たり前」時代に突入した現代

 

かつては一つの会社に骨を埋めるのが美徳とされた時代。

しかし、いまや「転職=ステップアップ」の時代へと変わりました。

 

特に20〜30代の若年層では、3年以内の離職も珍しくありません。

「自分に合わなければ辞める」「成長できなければ次に行く」という選択は、もはや当たり前のものとして定着しつつあります。

 

そんな時代背景を象徴するような言葉が、「来るもの拒まず、去るもの追わず」。

この合理的な割り切りに、あなたはどう感じますか?

 

 

 

転職が増える背景には“企業側の構造問題”もある

 

「最近の若者はすぐ辞める」と嘆く前に、企業側の体制にも目を向ける必要があります。

給与が物価上昇に見合っていない

評価制度が曖昧で昇進が不透明

労働時間や環境がブラック寄り

管理職に余裕がなく、教育が回らない

 

こうした構造的な問題を抱えたままでは、どれだけ「やる気のある人材」が入ってきても定着は難しいもの。

むしろ、「定着しない人材=企業の課題」を映し出す鏡とも言えるのです。

 

 

 

一方で「耐えられない社会」にもなっている?

 

ただし、すべてを企業の責任にするのも極端です。

現代の日本社会は、「すぐに正解を求めすぎる」傾向が強まっているとも言われています。

SNSで他人と比べて焦る

仕事にやりがいを求めすぎる

成果がすぐ出ないと「向いていない」と判断する

 

こうした心理背景から、「もう無理」「この会社は自分に合わない」と早期に見切りをつけるケースも増加中。

 

つまり、企業と個人、どちらにも原因があるのが今の転職増加の実態です。

 

 

 

「去るもの追わず」は冷たいのか、時代に合った合理性か

 

人が辞めるたびに「残念だ」と感じるのは、昭和的な情の文化かもしれません。

しかし、現代においては「お互いに合わなければ別れる」という考え方も、ごく自然な選択です。

 

むしろ、「無理に引き止めない」「辞める側を責めない」という風土こそが、次の良い人材を呼び込む土壌になります。

 

流動性こそが健全な組織をつくる。

その前提を企業も個人も受け入れた時、「辞めること」に対する罪悪感や葛藤も、少しずつ和らいでいくはずです。

 

 

 

「辞める理由」が時代の縮図になる

 

転職の背景には、企業の仕組みと個人の価値観、その両方が影響しています。

そしてその選択の積み重ねが、今の社会の形をつくっているのです。

 

「去るものを追わない」ことで冷たくなるのではなく、次に進む人を尊重する文化。

それこそが、これからの働き方を支える“温かくて強いスタンス”なのかもしれません。

 

 

内部リンク

AIとの共存!知識を得る時代から活用する時代へ

https://shinji-fire-life.hatenablog.com/entry/2025/04/17/114430

 

タイミーと働き方の変革|スキマ時間が収入になる時代へ

https://shinji-fire-life.hatenablog.com/entry/2025/04/18/102643

 

【大転職時代到来】なぜ今、人は職を変えるのか?働き方と雇用の未来とは

https://www.shinji-fire.com/entry/2025/04/29/185423