「幸せはいつも自分の心が決める」
この言葉を残したのは、詩人で書家の相田みつをさんです。
日々の暮らしに追われ、夫婦関係にモヤモヤを感じるときほど、ふと立ち止まって思い出したい一言です。
夫婦という近い存在だからこそ、気づけば不満ばかりが目につくことがあります。
でも実は、その裏側には「本当は感謝したいこと」がたくさん眠っているかもしれません。
「ないもの探し」から「あるもの探し」へ
夫婦ゲンカの原因の多くは、「相手が◯◯してくれない」という“ないもの探し”から始まります。
・話をちゃんと聞いてくれない
・家事を手伝ってくれない
・記念日を忘れる
・空気を読まない
でも、本当にそれだけでしょうか?
・朝、ゴミ出しをしてくれた
・子どもと遊んでくれた
・仕事から疲れて帰っても文句ひとつ言わない
・些細なことでも笑ってくれる
“あるもの”に目を向ける習慣を持てば、日々の景色がガラリと変わってきます。
それはまるで、自分の心がレンズとなって、世界の色を変えてくれるかのように。
夫婦ゲンカの9割は「感情のすれ違い」
「ありがとう」の一言が足りなかったり、
「気づいてほしい」気持ちを言葉にできなかったり。
夫婦ゲンカの多くは、価値観の違いではなく感情のすれ違いから生まれます。
・言い方がキツかった
・タイミングが悪かった
・共感してもらえなかった
こうしたズレが、少しずつ心の距離を広げてしまいます。
でもその逆もまた然り。
「ちょっとした感謝」や「ふとした気づき」が、夫婦の空気を穏やかに整えてくれるのです。
幸せは、誰かにもらうものじゃない
相田みつをさんの言葉には、「誰かにしてもらうこと」ではなく、「自分の心のあり方」に目を向ける視点があります。
夫婦関係においても、それは同じです。
相手に求める前に、自分の心に問いかけてみる。
・最近、自分は感謝の言葉を伝えているか
・相手のいいところに気づけているか
・不満を口にする前に、深呼吸できているか
心に少し余白が生まれるだけで、不思議と相手の態度まで変わって見えることがあります。
それは“相手が変わった”のではなく、“自分の心が整った”証拠なのかもしれません。
「心の姿勢」が、夫婦の未来をつくる
夫婦で長く寄り添っていくために必要なのは、完璧な理解でも、毎日のイベントでもありません。
大切なのは、“心の姿勢”をそろえていくこと。
・感謝を言葉にする
・完璧を求めない
・すれ違っても、戻ってこられる場所をつくる
その積み重ねこそが、他の誰でもない「自分たちだけの夫婦の形」になっていきます。
まとめ ― “幸せに気づける目”を育てる
幸せは、いつも自分の心が決める。
この言葉が教えてくれるのは、「外にある幸せを追い求める前に、自分の心の中を整えることの大切さ」です。
今日、家の中でふと目にしたパートナーの姿に、ひとつでも「ありがとう」を見つけてみてください。
それだけで、夫婦の空気は確実にやわらかく変わっていきます。
不満より、感謝を。
足りないものより、すでにあるものに目を向けて。
幸せは、あなたの心が決めるのです。
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