こんにちは、shinji-fire-lifeです。
今回は、有名投資家ジム・ロジャーズの名言から、投資初心者にも通じる「自分の理解を超えたものには手を出さない」という鉄則について掘り下げていきます。
投資とは情報戦のようでいて、実は「自分との向き合い方」が問われる世界でもあります。
「知らないものには絶対に投資するな」が意味するもの
ジム・ロジャーズは、世界を旅しながら現地の経済や文化を体感し、そこで得た知識を武器に投資判断を下してきた人物です。
そんな彼が語る「自分の知らないものには、絶対に投資するな」という言葉は、経験と知識に裏打ちされた深い教訓です。
現代では、SNSや動画配信、書籍など、無数の投資情報が溢れています。
しかし、情報の多さが必ずしも成功に直結するわけではありません。
むしろ、“知らないのに乗ってしまう”ことこそ、最も大きなリスクになるのです。
知識ゼロから、何をどう学ぶか ― 学びの「順番」が大切
投資を始めたばかりの頃は、何から手をつけていいかわからないものです。
まず大切なのは、「今の自分がどのくらいの知識を持っているのか」を正直に把握すること。
そして、以下の順番で学ぶことをおすすめします。
- 目的とゴールを明確にする
例:老後資金、子どもの教育資金、サイドFIREなど - 仕組みを理解する
投資信託・株式・債券・NISA・iDeCoなどの制度や商品分類をざっくりと - リスクとリターンの関係を学ぶ
値動き、元本割れ、インフレ、為替リスクなどの“見落とされやすい側面”まで - 実践と振り返りを繰り返す
少額でスタートし、運用結果を記録して分析するクセをつける
このプロセスを踏むことで、“わかった気になっていた”ことが明確に整理され、自分の投資スタイルが自然と定まってきます。
投資の「自分ルール」をつくる方法
人は、気分や情報に流されやすい生き物です。
だからこそ、事前に「ルール」を決めておくことが、自分の資産を守る第一歩になります。
例えば、以下のようなシンプルなルールでOKです。
・暴落時でも慌てて売らない
・毎月●円までの範囲で積立投資を行う
・理解できない商品(仕組債、レバレッジ系など)は手を出さない
・最低でも3ヶ月は様子を見てから見直す
こうしたルールは、投資の失敗を減らす“心理的な安全装置”になります。
市場が乱高下するときでも、ルールがあれば感情に左右されにくくなります。
SNSや他人の意見との距離感を保つコツ
現代の投資環境は、SNSや動画で「誰かの成功談」に簡単に触れられる時代です。
しかし、それを鵜呑みにするのは非常に危険です。
・その人の資金規模
・生活背景や収支の状況
・目的(短期で稼ぐ?長期で守る?)
これらが自分と一致していなければ、同じ投資法をまねしてもうまくいきません。
むしろ、焦りや混乱を招き、判断ミスを生み出すリスクの方が高いのです。
大切なのは、「他人の意見を聞いた上で、最終判断は自分の頭で下す」こと。
そのためにも、自分の目的やルールを明確にしておくことが欠かせません。
まとめ:知識と経験を重ねて“理解できる範囲”を広げよう
ジム・ロジャーズの名言が伝えるのは、「無知のまま投資をするな」という警告ではありません。
むしろ、「わかる範囲を自分で広げていけ」という前向きなメッセージです。
投資は一発勝負ではなく、知識と経験を積み重ねていく“長期戦”です。
焦らず、比べず、自分の理解と向き合いながら進んでいくことで、着実な資産形成が実現します。
わかる範囲で勝つ。
それが、これからの時代を生き抜くための賢い投資術です。
内部リンク