「才能は限界を決める理由にはならない」
この言葉を残したのは、若くして世界のトップに立ったフランス代表のエース、キリアン・エムバペです。
一見、彼のようなスターは「特別な才能に恵まれた存在」に見えます。しかし実際の彼は、誰よりも努力し、誰よりも地道なトレーニングを積み重ねてきた選手です。
今回は、そんなエムバペの言葉をヒントに、「努力の価値」を子どもにどう伝えるかを考えていきます。
「才能がない」は、子どもにとって“逃げ道”にも“壁”にもなる
子どもがうまくいかないとき、つい口にしがちな言葉があります。
「自分には向いてないのかも」「センスがないから」「〇〇くんの方が才能あるし」
こうした言葉の裏には、「どうせやってもムダ」という気持ちが隠れています。
だからこそ、親として伝えたいのは「才能の有無」ではなく、「どう取り組むか」の重要性です。
エムバペのようなトップ選手でさえ、「才能ではなく努力でここまで来た」と語ります。
それは、誰にでも可能性があるという証でもあるのです。
小さな“できた”が、自信の種になる
子どもにとって、自信は「結果」からではなく「プロセスの実感」から生まれます。
そのためには、日々の小さな成長を言葉にしてあげることが大切です。
例えば、
- 「昨日よりもボールを長くキープできてたね」
- 「今日は最後まで集中して走り切ったね」
- 「そのプレー、考えて動いたのが伝わってきたよ」
このように、目に見える“変化”を具体的に伝えることで、子ども自身が「努力すれば変われる」と実感していきます。
地道な練習の意味をどう伝えるか
子どもにとって、毎日同じような練習の繰り返しは退屈に感じるものです。
そんなときこそ、努力の“意味”を親の言葉で伝えてあげることが必要です。
たとえば、
- 「毎日のパス練習が、試合の1本のスルーパスにつながるんだよ」
- 「地味な動きの練習が、相手より一歩早く動けるプレーになるんだよ」
練習と試合が“つながっている”と子どもが理解できれば、地道な努力にも前向きに取り組めるようになります。
努力を“比べない”ことで、自信が定着する
他の子と比べて「まだ〇〇くんより遅い」「△△ちゃんはもうできてるのに」と言ってしまうと、努力は“評価のためのもの”になってしまいます。
そうではなく、
- 「昨日の自分よりうまくなったね」
- 「自分なりに考えて動けたのがすごい」
- 「成長してるの、ちゃんと見てるよ」
というふうに、“自分基準”で努力を認めることが、自信の根っこになります。
おわりに ―「やり続けた人」が未来を変える
才能があっても、それを活かす努力がなければ成長は止まります。
一方で、才能に恵まれていなくても、コツコツ努力を積み重ねた人は、やがて想像もつかない地点にたどり着きます。
それを証明してくれるのが、エムバペの言葉です。
「才能は限界を決める理由にはならない」
この言葉を、親の言葉に置き換えるなら――
「君のがんばりには、限界なんてない」となるのかもしれません。
日々の積み重ねの中で、自信を育てるサポートができること。
それこそが、親にしかできない最高の応援なのです。
内部リンク
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