「リスクは怖い」「リターンは嬉しい」
そんなイメージを持っている人は多いと思います。
でも、投資を学び、実際に始めてみるとわかります。
リスクとリターンは、セットで存在する
そして、どちらか一方を選ぶことはできない。
むしろこの2つは、“敵”ではなく“相棒”のような関係なのです。
リスクとは「危険」ではない
まず、多くの人が誤解しがちな「リスク」の意味。
投資の世界で言うリスクとは、「損する可能性」のことではありません。
正確には、「結果がブレる可能性」、つまり振れ幅を指します。
たとえば、1年間で+10%の利益が出ることもあれば、-5%の損失になるかもしれない。
この「どれくらいブレるか」がリスクなのです。
逆に言えば、全くブレない=リターンも見込めないということでもあります。
リターンは“リスクの報酬”
リスクを取ることで、初めてリターンを得ることができます。
つまり、リターンとはリスクを取ったことへの“報酬”です。
だからこそ、「リスクをゼロにしたい」と思ってしまうと、
リターンも限りなく小さくなってしまう。
たとえば、銀行預金に100万円預けても、1年で数百円の利息しかつきません。
なぜなら、リスクが極めて小さいから。
でも、S&P500などの株式インデックスファンドに長期投資すれば、
短期的には上下にブレるものの、10年、20年単位で見れば高いリターンが期待できる。
この仕組みを理解すると、「リスク=怖いもの」という考えが少し変わってくるはずです。
リスクは“コントロールできる”
とはいえ、リスクを完全に受け入れる必要はありません。
投資には「リスクを適切に管理する方法」があるからです。
その代表的な手法が分散投資です。
こうした分散によって、一部が下がっても他でカバーできる仕組みを作ることができます。
特に初心者にとっては、「長期×分散×積立」の組み合わせが最強の防御です。
リスクとリターンは育てるもの
リスクとリターンは、最初は手強く感じる存在かもしれません。
でも、付き合い方を知れば、あなたの資産形成を助けてくれる“相棒”になります。
日々の値動きに一喜一憂せず、
自分がどれくらいのリスクを許容できるのかを知ること。
そして、自分に合った形で投資を続けること。
それこそが、リスクとリターンと上手く付き合うための第一歩です。
まとめ
リスクは敵ではなく、投資における成長の可能性をくれる存在。
そしてリターンは、リスクを取った人だけが得られる“果実”です。
この2つを理解し、味方につけることができれば、
あなたの資産形成は一気に安定し、力強いものになっていきます。
“怖い”ではなく、“向き合う”
“避ける”ではなく、“付き合う”
それが、投資を続けるうえでの大切な考え方だと、僕は実感しています。
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