「なぜ、自分は資産形成を続けているのか?」
時々、そんな問いを自分に投げかけることがあります。
数字だけを追っていると、目の前の損益や相場の変動に一喜一憂してしまう。
けれど、もっと根っこにある「続ける理由」を見つめ直すことは、とても大切だと思うんです。
僕にとって、それは“家族”です。
そして、それは同時に、**母と父が残してくれた「生きる意味」**でもあります。
◆ 25歳で母を、35歳で父を亡くして思うこと
僕の母は、僕が25歳のときに他界しました。
父はその10年後、35歳のときに他界。
2人とも若くしてこの世を去り、突然の別れでした。
大きな家も、たくさんのお金も残してくれたわけではありません。
でも、心の中には今もはっきりと残っているものがあります。
それは、育ててくれた日々の記憶。
一緒に囲んだ夕食の食卓、小さなけれど温かい家、サッカーの試合でいつも応援に来てくれたこと。
笑い合っていた時間。愛された確かな実感。
そして同時に、2人を失ったときの喪失感と静かな悲しみもまた、深く刻まれています。
◆ 愛された記憶が、今の自分の原動力
人生で何よりも大きな出来事は、誰にでもそう多くはないかもしれません。
僕にとって、両親の死は間違いなくその一つでした。
でも、それによって気づいたこともあります。
「自分には、守りたいものがある」と。
今は妻がいて、子どもがいる。
自分が育った家族のように、今度は自分自身の手で、家族を守る番なのだと強く思うようになりました。
そしてそのための手段の一つが、「資産運用」なのです。
◆ 資産運用は“人生を守る手段”である
資産形成は、ただお金を増やすためだけのものではないと思います。
それは、自分が守りたい人たちに“安心”を提供するための土台。
- 子どもが夢を追える環境を作りたい
- 妻に「ありがとう」と言える余裕を持ちたい
- もし何かあったときにも、家族を守れる自分でいたい
そうした想いが、毎月の積立投資を支えています。
未来がどうなるか分からないからこそ、経済的な備えをすることで、“心の備え”にもつながるのです。
◆ 両親への誓い。そして、未来への約束
資産運用という言葉の裏には、数字では見えない「想い」がある。
それを僕に教えてくれたのは、他ならぬ母と父でした。
「何があっても、家族を守る」
「一番近くにいる存在を、大切にする」
そんな当たり前のことを、僕は親から受け取ったんだと思います。
だから今日も、投資信託の画面を見ながら、こう心の中で誓います。
ありがとう、お母さん。ありがとう、お父さん。
僕はちゃんと、生きていくよ。自分の家族を守りながら。
◆ おわりに|数字の裏にあるストーリーを大切に
資産運用は、ただの数字遊びではありません。
“お金を使って、どんな人生を描くか”を考えること。
そこに**「誰のために」「何のために」**というストーリーがあっていい。
両親の残してくれた愛と記憶が、今の僕の背中を押しています。
そして、未来の自分が同じように、家族に何かを“残していける”ように、
これからも地道に積み重ねていきます。
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