共働きの毎日。
朝はバタバタ、夜はクタクタ――気づけば子どもと交わす言葉も「早くしなさい」「ご飯食べたの?」ばかり。
「もっと子どもと話したいのに」
「家族で過ごす時間が足りない…」
そんなふうに感じている方は、きっと多いはず。
でも、1日にたった20分でも、“向き合い方”を変えれば時間の濃度は上げられます。
今回は、我が家でも実践している「平日20分で家族の絆を深める3つの工夫」をご紹介します。
工夫①:15分の“ながら会話”をあえてやめる
よくあるのが、夕飯を作りながら、洗濯物を畳みながら、
「今日はどうだった?」と子どもに聞くパターン。
一見、効率よく会話しているようですが――
“ながら”では、心まで通じ合うのは難しい。
たった15分でもいい。
スマホもテレビもオフにして、「顔を見て話す時間」を意識的にとること。
すると、不思議と子どもの話し方も変わってきます。
短い時間でも「しっかり聞いてくれる」という安心感が生まれ、子どもも心を開いて話すようになるのです。
工夫②:5分間の“パーソナルタイム”をつくる
忙しい家庭ほど、子どもを一括で対応しがちです。
でも、1人ひとりと向き合う時間をつくると、子どもは「自分だけを見てくれている」と感じます。
そこでおすすめなのが、1人5分の“パーソナルタイム”。
例えばお風呂の時間を少しずらして、今日は長男、明日は次男、と交互に話すだけでも効果は抜群。
「今日は学校でどんなことがあった?」
「今ハマってる遊びは何?」
そんな小さな問いかけが、子どもの自己肯定感を育て、親子の信頼関係を深めてくれます。
工夫③:毎日決めた“儀式”を取り入れる
忙しい日々の中でも、「いつも変わらずあるもの」は、子どもにとって安心の拠り所になります。
我が家では、寝る前の**“おやすみ儀式”**を大切にしています。
・ハイタッチをして「今日もありがとう!」
・ギュッと1回ハグ
・「また明日、一緒に頑張ろうね」と声をかける
これだけです。時間にして1分足らず。
でも、1日をしっかり締めくくることができ、親子の安心感がぐっと高まります。
どんなに忙しい日でも、たとえイライラしてしまった日でも、
最後は笑顔で終われるような小さな「儀式」があると、心が整います。
まとめ:時間の“長さ”より“質”を大切に
共働き家庭にとって、時間は本当に貴重。
でも、大切なのは「どれだけ一緒にいたか」よりも、**「その時間でどれだけ向き合えたか」**ではないでしょうか。
・顔を見て会話する
・1人ひとりと過ごす時間を意識する
・毎日の安心の儀式をつくる
たったこれだけでも、平日の20分が、家族にとってかけがえのない宝物になります。
子育てに正解はありません。
でも、“小さな工夫”の積み重ねが、やがて大きな絆となって家族をつなげてくれるはずです。
今日からでも、あなたの家庭で「濃い時間」をつくってみませんか?
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