投資をしている理由は何ですか?
老後資金のため。FIREのため。物価上昇に備えるため。
たしかにどれも正解だと思う。僕もそのすべてに共感している。
でも最近、もうひとつの理由が、静かに自分の中で大きくなってきた。
それは――
「子どもに、何かを背中で見せたい」から。
自分が積み上げる姿を見せたい
僕は今、毎月コツコツと投資を続けている。
すぐに大きな成果が出るわけじゃない。
むしろ、評価額が下がって落ち込む日だってある。
でも、どんな日でも変わらず積み立てる。
続ける。耐える。そして学ぶ。
それは誰のためでもない。
未来の自分と、そして“今を見ている子ども”のためなんだと思う。
「すぐに結果が出なくても続けること」
「自分の信じた道をコツコツ進むこと」
そんな姿を、親が日常の中で見せていくことが、何よりの教育になるんじゃないかと思っている。
翼(長男)との会話で気づいたこと
ある日、息子がふと聞いてきた。
「ねぇ、なんで毎月パソコンで数字見てるの?」
最初はなんとなく「お金のこと見てるんだよ」と答えた。
でも、ふと気づいた。
子どもは、見てる。想像以上に。
ぼくが本を読む姿、投資信託の画面を見る姿、悩んで考えてる姿。
全部、小さな目でちゃんと見ている。
親が毎月“将来のために投資してる”ってことが、将来「習慣」「考え方」として息子の中に残るかもしれない。
そう思ったら、無意識に見せている背中こそが大切なんだと気づかされた。
勉強・スポーツ・仕事――全部つながっている
努力がすぐに報われるとは限らない。
でも、続けていれば少しずつ積み上がっていく。
この原則は、投資だけじゃなく、人生のあらゆる場面に当てはまる。
・勉強も、毎日コツコツ続けるからこそ、成果につながる
・スポーツも、地道な練習が大切
・仕事も、短期の成果より信頼と積み重ねがモノを言う
だからこそ、投資を通して伝えられる価値がある。
**「時間はかかっても、やるべきことを積み上げれば未来は変えられる」**ということ。
それを数字の世界で実感できるのが、インデックス投資の良さでもある。
お金より、伝えたい価値がある
もちろん、資産を残してあげたい気持ちもある。
でもそれより大切にしたいのは、
「自分で未来を作れる」という考え方を伝えること。
親としてできることは限られている。
でも、親として“どう生きるか”は、子どもにしっかり届く。
・困難な時にどう耐えたか
・焦らず、確実に積み上げたか
・信念をもって進んだか
お金の知識は、あとから学べる。
でも「姿勢」は、幼いころにしか身につかない。
まとめ:背中を見せるために、今日も投資する
投資は、数字だけを見ると味気ないかもしれない。
でも、そこには「生き方」が表れる。
子どもは言葉じゃなく、行動で学ぶ。
僕が投資を続ける理由は、将来の資産形成だけじゃない。
「こんなふうに人生と向き合ってほしい」と願うからこそ、今日もまた積み立てている。
少しずつでいい。
ゆっくりでいい。
背中で伝える投資を、これからも続けていきたい。
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