子どもが努力の末に結果を出したとき、親としてどんな言葉をかけるか——それは、子どもの未来にとって小さくない分岐点になります。
長男・翼は、小学校の1年生の中で持久走1位という素晴らしい成果を達成し、サッカークラブでも日々努力を重ねています。そんな「頑張りが実った瞬間」に、どんな言葉をかけてあげるべきか、一緒に考えてみましょう。
▼結果より“過程”を褒める:「1位」より「努力」を称える
翼くんの持久走1位は確かにすごい。でも本当に伝えたいのは、「その裏にあった努力の積み重ね」。
たとえばこんな声かけがおすすめです。
「毎日コツコツ練習してた成果が出たね!」
「走るのがどんどん速くなってきたの、パパ気づいてたよ」
→ 結果より“行動”にフォーカスすることで、「努力すれば伸びる」という自己効力感を育むことができます。
▼比較ではなく「過去の自分との成長」に注目する
他の子と比べて「すごいね!」と言いたくなる気持ちはわかります。でも、翼くん自身が自分の成長を実感できる言葉の方が、将来的な自己肯定感につながります。
「去年よりずっと速くなったね」
「自分でも走ってて“成長してる”って感じた?」
→ 他者比較より、自分比較。子どもが“自分の力で伸びた”という実感を得ることがカギです。
▼「才能」より「積み重ね」を強調する
サッカーも持久走も、翼は確かにセンスがあるのかもしれません。ただ、ここで「才能があるね!」とだけ言ってしまうと、逆境に弱くなるリスクもあります。
「がんばる力があるんだね」
「コツコツ続けられるのが、すごいんだよ」
→ 「才能」ではなく「姿勢」に目を向けることで、本人の内側にある力を信じられる子になります。
▼挑戦そのものを称える:「結果が出なくても褒められる」安心感を
今回のように結果が出たときはもちろん、うまくいかなかった時にも“挑戦したこと”自体を褒めてあげることが大切です。
そうすることで、子どもは「結果が出なくても応援されている」と感じ、次の挑戦に向かって前向きに進めます。
「最後まであきらめなかったのがカッコよかったよ」
「ドキドキしたと思うけど、ちゃんと立ち向かえたね」
まとめ:子どもは“言葉の栄養”で育つ
親の声かけは、子どもにとって“心の栄養”。
特に達成したときの言葉は、一生の記憶に残ることさえあります。
翼のように、努力を積み重ね、時に才能を発揮する子どもには、「結果にとらわれず、努力することを楽しめる」マインドを育ててあげたいですね。
今日の褒め言葉が、明日の“挑戦する勇気”になりますように。
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