S&P500の現在地と市場の雰囲気
2025年6月、S&P500は春の下落から回復し、過去最高値に迫る勢いを見せています。3月の調整局面では一時的に警戒感が広がったものの、6月に入ってからは投資家心理も上向き。市場全体に安心感が広がっています。
回復を後押しする3つの要因
1. 米中関係の改善
米中首脳会談の進展により、貿易摩擦がやや緩和されるとの期待が高まりました。これにより、グローバル経済への不透明感が後退し、株式市場にもプラス材料となっています。
2. インフレ鈍化と利下げ期待
アメリカ国内ではインフレのピークアウト感が出てきており、FRB(米連邦準備制度)の今後の金融政策が緩和に向かうとの見方も強まっています。6月中旬の物価指数(CPI)発表に注目が集まっています。
AI関連企業や半導体メーカーの好決算が相次ぎ、S&P500構成銘柄の中でも大型テクノロジー株が市場の上昇をけん引。特に情報技術セクターが指数全体を押し上げる原動力となっています。
今は“買い場”か? 投資家の見方
- 6月は例年リターンが控えめな月ですが、今年は例外的に好調な動きを見せています。
- 一部の有名アナリストは、年末にかけてさらに10%以上の上昇余地があると予想しており、現在の価格帯が「押し目買いのチャンス」とされる状況です。
S&P500は私たちの資産形成にどう役立つか
✔ 分散投資の代表格
S&P500はアメリカの代表的な大型企業500社に分散投資するインデックス。一本の投資信託で米国経済全体に広く投資できるため、長期投資家にとって強力な資産形成ツールとなります。
✔ 為替・インフレ対策にも
日本国内では円安傾向が続いており、外貨建て資産であるS&P500投信を保有することが、インフレ・円安リスクへの備えとなる面もあります。
✔ 積立投資が有利な局面
短期的な値動きがある中でも、長期的な右肩上がりの傾向があるS&P500では、毎月積立を続けることが“下落局面でもコツコツ買える”有利な戦略につながります。
まとめ:S&P500は今後の資産形成の軸となり得る
株式市場に一喜一憂するのではなく、「長期目線」で向き合うことが大切です。S&P500はその基盤を支える有力な選択肢。今のうちに一歩踏み出すかどうかが、将来の資産に大きな差を生みます。
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