大谷翔平選手が高校時代に実践していた「目標達成シート(通称:マンダラチャート)」をご存じでしょうか?
今や世界的なトップアスリートとなった彼の成長の原点は、「具体的な夢」と「細分化された行動目標」にありました。
この考え方は、子育てにも大きなヒントを与えてくれます。
今回は、家庭での教育にこの“夢の可視化ツール”をどう取り入れるかをご紹介します。
【大谷翔平の“目標達成シート”とは?】
大谷翔平が花巻東高校時代に作ったのが「マンダラチャート」というフレームワーク。
中心に「ドラ1 8球団から指名」という夢を据え、それを叶えるために必要な要素を8つ、その周囲に書き出し、さらにその要素を実現するための具体的な行動をまた8つ書いていきます。
夢 → 要素 → 行動
という3層構造で、自分が今何をすべきかが一目で分かる設計です。
この“逆算の発想”が、彼の異次元の努力と習慣化を支えていました。
【子どもにとっての“夢”を形にしよう】
子どもに「夢を持ちなさい」と言っても、漠然としすぎてピンと来ないもの。
しかし、マンダラチャートを使えば、夢を“現実的な努力”に落とし込むことができます。
たとえば、
中心:「サッカー選手になりたい」
→ 周囲の要素:「体力をつける」「技術を磨く」「勉強もがんばる」「早寝早起き」など
→ さらにその周りに行動:「毎日10分リフティング」「野菜を食べる」「宿題を自分でやる」など
このように、夢が“日常の行動”と結びつき、「やる理由」が明確になるのです。
【家庭でできるミニ・マンダラチャート】
大がかりなことをしなくてもOK。
A4用紙1枚、紙とペンさえあれば、家族で楽しめます。
1. 子どもの「なりたいもの」や「好きなこと」を中心に書く
2. それを実現するために必要な要素を8つ書く
3. そのためにできる行動を周囲に書く
4. 毎日見える場所に貼っておく(例:冷蔵庫や勉強机の壁)
親も一緒に作ってみると、子どもとの対話も深まり、学びの意欲が自然と育ちます。
【継続するコツは“完璧を求めないこと”】
最初からうまく作れなくても大丈夫。
子どもが興味を持つテーマなら、途中で書き直してもOK。
「うまくやること」より、「自分で考えること」を重視してあげてください。
大谷選手だって、常に理想通りに行動できたわけではないはず。
大切なのは“なりたい自分”に向かう意識を持ち続けることです。
【夢は、描いた分だけ近づいてくる】
子どもにとって夢は、時に「言葉」で語るだけでは曖昧です。
しかし「見える化」すれば、行動の理由がはっきりし、毎日の努力に意味が生まれます。
大谷翔平のように、未来を信じて今を積み重ねる力。
それは、親が一緒に夢を描き、支えてあげることで育まれていくのです。
ぜひ今日から、家庭に“夢の設計図”を取り入れてみませんか?
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