2024年からスタートした新NISA制度。年間最大360万円、トータルで1,800万円という大きな非課税枠は、個人投資家にとって大きなチャンスとなりました。
でも現実には、「結局、全然埋められてない」「積立だけで精一杯」という声もちらほら。この記事では、なぜ多くの人が枠を埋めきれないのか、そしてそのままにしておくとどうなるのか。未来を変えるために今すべきことを一緒に考えていきましょう。
なぜNISA枠を埋めきれないのか?
理由は人それぞれですが、大きくは以下の3つが挙げられます。
① 手元資金がない
「生活費で精一杯」「急な出費に備えて貯金優先」――これはもっとも多い理由です。しかし、それでも月1〜3万円の少額投資でコツコツ始める人もいます。
大事なのは「枠を無理に埋めること」ではなく、「投資の優先順位を生活の中でどう位置づけるか」です。
② 市場の下落が怖い
株価が下がったとき、「買い場」ととらえるか「怖いからやめよう」と思うかで、未来は大きく変わります。投資はタイミングより継続が命。下落相場でも積み立てていけるメンタルが、将来の資産を決めます。
③ 投資の知識がなくて踏み出せない
「何に投資すればいいのかわからない」「損するのが怖い」――それでもeMAXIS SlimやS&P500といった信頼できるインデックスファンドを選ぶだけで、かなりの安心感があります。完璧じゃなくていい。まずは始めてみることが大切です。
埋められないまま放置した末路
毎年積立額が少なければ、それだけ「非課税の恩恵を最大限受けられない」ということになります。
たとえば、月1万円の積立だけでいくと、満額(1,800万円)に到達するには150年近くかかります。
つまり、「枠はあっても使いきれない=非課税メリットを捨ててる」のと同じ。しかも後からまとめて埋めることはできません。
未来の自分から「なんであのときもっと入れなかったんだ」と後悔する可能性すらあるのです。
解決策は「少額+自動」で習慣化すること
完璧にやろうとしない。まずは月1万円でもいい。SBI証券や楽天証券でクレカ積立にすれば、ポイントも貯まって一石二鳥。
「いつかやろう」じゃなくて、「今日から始めよう」。
習慣化してしまえば、投資は毎日の歯磨きのようなものになります。
未来を変えるには、いま行動するしかない
NISA制度は、将来のあなたの生活を支える“仕組み”です。埋められなかったからといって罰則はありません。でも、埋めた人と埋めなかった人の10年後、20年後には大きな差が生まれます。
まだ枠が埋められていないなら、今がその一歩を踏み出すタイミングです。
今日が一番若い日。あなたの未来を変えるのは、あなたの「今」の選択だけです。
非課税のチャンスを、無駄にしないでいきましょう。
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