人を疑ってしまうこと、ありませんか?
本当は信じたいのに、どこかで「裏があるかもしれない」と考えてしまう。
妻の何気ない一言、子供の表情、職場の同僚の振る舞い。
一つひとつを深読みして、考えすぎて、気がついたら心が疲れている——
そんな自分に気づいた朝、ふと立ち止まってみました。
疑う心は、自分を守るための反応かもしれない
誰かを疑ったり、言葉の裏を読みすぎてしまうのは、
もしかすると、自分を傷つけたくないという防衛反応なのかもしれません。
「信じて裏切られるくらいなら、最初から距離を置いたほうがいい」
そんな気持ち、きっと多くの人が一度は抱いたことがあるはず。
でもその“慎重さ”が続くと、心がギュッと固まって、
大切な人との間に見えない壁をつくってしまうこともあります。
芸術は「感じるもの」だった
そんなとき、私は美術館で一枚の絵に出会いました。
詳しい知識もなく、背景もわからないまま、ただ見ていた。
だけどその絵は、どこか懐かしく、優しくて、
思わず「好きだな」と感じた。
そのときふと思ったのです。
「感じたままで、いいんじゃないか」と。
芸術は、難しく分析するものではなく、
“ただ見て、ただ感じる”もの。
それは人との関係にも、きっと通じるものがあります。
見たままに、感じるままに、生きてみよう
妻が笑ってくれたら、それを「嬉しいな」と感じる。
子どもが黙っていたら、ただ隣にいてあげる。
同僚が「お疲れさま」と言ってくれたら、素直に「ありがとう」と返す。
背景や意図をいちいち疑わなくていい。
自分の心に湧いた感情を、そのまま信じてみる。
それだけで、人との距離が少し柔らかくなり、
自分の心もふっと軽くなるかもしれません。
疲れた心に、小さな余白を
全てを完璧に理解しようとしなくていい。
わからないままでも、いい。
人は感情の生き物で、正解のない世界に生きているのだから。
見たままに、感じるままに。
あなたがそう生き始めたとき、
きっと、世界の見え方が少しずつ変わっていくはずです。
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