今朝、子どもを登校班まで送り出した帰り道。
ふと見上げると、空は一面の青。
遠くに見える山は、春から初夏へと移ろうように薄緑に染まり、
その柔らかな色が心にすっと溶け込んできました。
いつもなら何気なく通り過ぎる道。
だけど今日は、立ち止まりたくなるほどに「穏やか」でした。
そんな感覚に気づいたとき、私はふと自分の内側の変化を感じたのです。
忙しさの中で見落としていたもの
かつての私は、仕事に夢中で毎日を駆け抜けていました。
成果、評価、効率、成長——そんなキーワードばかりが頭を巡っていた時期。
それはそれで充実していたけれど、「何のために生きているのか」という問いに
正直、深く向き合ったことはありませんでした。
けれど今、私は少し立ち止まれるようになっています。
それは「自分のため」だけではなく、
「誰かのために生きている」と実感できているから。
誰かのために生きると、景色が変わる
不思議なもので、目的が「誰かのため」になると、
同じ景色さえも違って見えてきます。
小さな草花の色、雲のかたち、鳥のさえずり、子どもの笑顔——
すべてが心に染み込むように美しく感じられるのです。
きっと、それは「自分」を手放すことではなく、
「自分の中に誰かを置く」という感覚。
それが、人を穏やかにし、優しくし、
世界を少しだけ、美しく見せてくれるのかもしれません。
今日も、誰かのために歩いていこう
今日もまた、慌ただしい一日が始まります。
けれど、その中に小さな「ありがとう」や「笑顔」があるだけで、
心はふわりと軽くなるものです。
人のために生きることは、時に疲れることもある。
でもそれ以上に、自分自身が満たされる瞬間もある。
そんな実感を、今の私は静かに噛みしめています。
美しい朝に、ありがとう。
そして今日もまた、誰かのために、自分らしく生きていこう。
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