投資信託を始めたばかりの頃、「信託報酬」という言葉に戸惑った方も多いのではないでしょうか?
私も最初は、「なんでお金を預けているのに手数料がかかるの?」と疑問でした。
この記事では、信託報酬とは何か、なぜ必要なのか、どれくらい影響するのかを、初心者の方にもわかりやすく解説します。
【信託報酬とは?】
信託報酬とは、投資信託を運用してもらうための「管理手数料」のようなものです。
投資家が投資信託を保有している間、運用会社・販売会社・信託銀行などに支払われる報酬で、年率で表記されるのが一般的です。
たとえば「信託報酬0.1%」と書かれていたら、1年間保有することで、保有資産に対して0.1%分の手数料がかかるという意味です。
【なぜ信託報酬がかかるの?】
投資信託は、投資家に代わってプロが株や債券を選び、分散投資してくれる商品です。
その運用にかかるコストをまかなうために、信託報酬という仕組みがあるのです。
もちろん、手数料が高すぎると投資成果が目減りしてしまうので、できるだけ低コストの商品を選ぶことが大切です。
【信託報酬の違いが運用結果に大きく影響する】
信託報酬は一見すると「0.1% vs 0.3%」など小さな差に見えるかもしれません。
しかし、長期運用ではこの差が積もり積もって、大きな差を生み出します。
例えば、100万円を年利5%の商品で20年運用した場合、信託報酬0.1%と0.3%では最終的に約5万円以上の差が出ることもあります。
これが「コストは最大の敵」と言われる理由です。
【具体的な商品例:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)】
私自身が積立している「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」は、信託報酬が**年率0.07579%(税込)**と非常に低コストです。
長期投資を前提とするNISA口座での運用には、こうした低コスト商品がとても相性が良いと感じています。
【どこで信託報酬を確認できる?】
信託報酬は、各ファンドの「目論見書」や「運用報告書」、証券会社の販売ページなどで確認できます。
楽天証券やSBI証券では、商品検索画面ですぐに信託報酬を比較できるので便利です。
【まとめ:信託報酬は“未来の成果”に効いてくる】
信託報酬は見えにくいコストですが、確実にパフォーマンスに影響する重要な要素です。
長期投資をするうえでは「できるだけ低コストの商品」を選ぶことが、着実な資産形成につながります。
あなたの未来の成果のためにも、ぜひ一度、今保有している商品の信託報酬を見直してみてください。
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