日本サッカーの歴史に名を刻んだレジェンド、中田英寿。
海外で活躍し、日本代表のエースとしても知られた彼のプレースタイルは、「常に能動的」でした。
中田はよく言っていました。
「試合は自分で作るもの。受け身になったら終わりだ」
この言葉は、単なる技術論ではなく、「プレーへの姿勢」そのものを表しています。
受け身の選手は、試合の流れを変えられない
サッカーの試合では、自分にボールが来る時間より、来ない時間の方が圧倒的に多いです。
その間、何も考えずただポジションを守るだけでは、ただ“そこにいる”だけの選手になります。
中田はその逆を行きました。
• 自分からボールを引き出す
• 味方に指示を出して流れを作る
• 攻守の切り替えで主導権を握る
つまり、「ゲームの流れに参加する」のではなく、「流れそのものを作る」という意識でプレーしていたのです。
主体性のある選手は信頼される
中田英寿の強みは、テクニックでもフィジカルでもありませんでした。
それ以上に、どんな試合でも“自分の判断”で動ける主体性が、監督やチームメイトの信頼を集めていたのです。
主体性のある選手は…
• 味方が困っていたら声をかける
• ボールが来なくてもチャンスを作る動きをする
• 状況を見て、自分でリズムを変える
まさに「監督の目線」でプレーしているような感覚。
これが試合を“作る”選手です。
ジュニア世代に伝えたい「考えて動く力」
子どもたちのサッカーでも、「言われた通りに動く」選手が増えがちです。
でも、本当に伸びる選手は、自分で考え、自分で決断し、自分で修正できる子です。
中田のように、次のことを意識させてみてください。
1. 今、チームに必要なプレーは何か?
2. 味方がボールを持ったとき、自分はどうサポートできるか?
3. もし自分が監督だったら、どんな指示を出すか?
こうした思考習慣が、サッカーの理解を一気に深めてくれます。
プレースタイルに「意志」を持つ
中田のプレーには、常に“意志”がありました。
ボールを持つ。前を向く。縦に運ぶ。
すべてにおいて、「自分がやるんだ」という明確な意図があったのです。
これは、ポジションや技術レベルに関係なく、全ての選手が身につけるべき姿勢です。
まとめ:「誰かがやる」ではなく、「自分がやる」
サッカーはチームスポーツですが、一人ひとりが「自分が試合を作る」という意識を持つことで、全体のレベルは大きく変わります。
中田英寿のように、自ら決断し、自ら流れを変えようとする選手こそ、試合のキーマンになれるのです。
「誰かがやってくれる」ではなく、「自分がやる」というマインド。
それが、子どもたちの未来のプレーを変えていくはずです。
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