世界最高の守備的MFと称されながら、試合中に目立つことは少ない選手──エンゴロ・カンテ。
彼は派手なプレーをするわけでも、ゴールを量産するわけでもありません。
それでも、どの監督も「絶対に欠かせない選手」として彼を起用します。
この記事では、カンテの“献身性”に焦点をあて、子どもたちのサッカーにも通じるチームプレーの本質を考えていきます。
ボールのない時間こそ価値がある
カンテのプレースタイルの最大の特徴は、「ボールを持っていない時間の貢献」です。
相手のパスコースを読み、何度もカバーに走り、味方のミスを埋める。
こうした働きは、スタジアムで見ていてもテレビ中継では映らないこともあります。
それでも、彼の存在があることで、周囲の選手は安心して攻めることができるのです。
チームに欠かせない“潤滑油”のような存在
カンテはまるで“潤滑油”のように、チームのギアを円滑に回します。
• 誰かが攻めに出れば、その穴を自然に埋める
• 味方がボールを失えば、誰よりも早く奪い返す
• 一つのプレーで歓声を浴びるより、99回の裏方仕事をこなす
カンテのプレーは、自分のためではなく、チームのためにあるのです。
子どもたちに伝えたい「献身性の価値」
サッカーを始めたばかりの子どもたちは、「ゴールを決めたい!」「目立ちたい!」という気持ちが強いもの。
もちろん、それも大切な向上心ですが、チームスポーツである以上、“役割を果たす力”も同じくらい重要です。
カンテを見本に、以下のようなことを意識してみましょう。
1. 味方のために戻る守備を「かっこいい」と思える心
2. 自分が活躍できない時も、仲間を助けられる姿勢
3. 誰かのピンチを見て見ぬふりをしない“気づきの力”
監督や仲間から信頼される選手になるには?
試合に出られる選手、信頼される選手は、ゴール数やドリブルだけでは決まりません。
大切なのは、「この選手がいるとチームがまとまる」と思われること。
• 声を出してチームを鼓舞する
• ベンチでも応援し続ける
• 悪い流れを断ち切るために全力で走る
こうした“献身的な行動”の積み重ねが、やがて評価され、チームの柱となるのです。
まとめ:光が当たらない場所で輝く人になろう
カンテは、決してスポットライトの中心にいる選手ではありません。
でも、彼の存在があるからこそ、他の選手が思い切ったプレーができる。
勝利という結果の裏には、誰かの“見えない努力”が必ずあるということを、私たちは忘れてはいけません。
子どもたちにも、「目立たないけど大切なこと」を認め、誇りを持ってプレーできる心を育てていきたいですね。
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