「先に失礼します」
そう言って定時で職場を出るたびに、なんとなく肩身が狭くなる。
周りの目が気になる。
自分だけラクしてるのかも…そんな罪悪感。
でも、はっきり言います。
定時退社はワガママなんかじゃありません。
それは、自分や家族を大切にするという、立派な選択です。
今回は、家庭優先の働き方に悩むすべての人へ向けたエール記事です。
■ 定時で帰る=やる気がない?
「早く帰る=やる気がない」
「出世したくないの?」
そんな空気感が、まだ一部の職場には残っています。
でも、定時で仕事を終えるために
・時間を意識して動く
・集中力を高めてタスク処理する
・無駄な会議や雑談を削る
こうした“生産性の高さ”がなければ、定時退社なんてできません。
むしろ、ダラダラ残業が当たり前の方が非効率だという見方もできます。
■ 家庭があるからこそ、時間の使い方が研ぎ澄まされる
子どもを迎えに行く、夕食を一緒に食べる、お風呂に入れて寝かしつける。
そんな日常のルーティンを守るために、働き方を見直したという人も多いでしょう。
家庭との両立が必要だからこそ、
・「やるべきこと」と「やらなくていいこと」を分ける力
・「今」に集中する力
が磨かれていきます。
限られた時間の中で最大限の力を出す。
これも一つのプロフェッショナリズムです。
■ 「家族を優先する生き方」はもっと胸を張っていい
定時退社して、子どもの話を聞く。
配偶者と一緒にご飯を食べる。
家族と過ごす時間を、しっかり確保する。
これは「仕事より家庭が大事」ということではなく、
「家庭も仕事と同じくらい大事」だという生き方の表れです。
仕事で得られる達成感も大事。
でも、家庭でしか味わえない喜びも、確かにそこにあります。
■ 時代は変わってきている
かつては「長く会社にいること」が評価されていた時代もありましたが、
今は「成果」や「プロセスの質」で評価される職場が増えています。
特に子育て世代や介護中の社員への理解も進みつつあり、
「定時退社=マイナス評価」という価値観も徐々に薄れています。
勇気を出して、一歩を踏み出す人が増えれば、職場の風土も確実に変わっていくはずです。
■ まとめ|誰の人生を生きるかは、自分で決めていい
定時退社は、甘えではありません。
ワガママでも、自己中でもありません。
それは、自分の人生を、自分の優先順位で生きるという意思表示です。
仕事も大切。
でも、家族との時間も、かけがえのない宝物。
迷ったときは思い出してほしい。
「帰ってきたあなたを、待っている人がいる」
という事実を。
家庭を優先する生き方、どうかもっと胸を張って進んでいきましょう。
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