※この記事は、「NISAとiDeCoの違いはわかったけど、両方使うべき?」「どう組み合わせれば効果的?」と迷っている方向けに、“併用戦略”の考え方をわかりやすく解説します。
■ はじめに|制度の違いより「組み合わせ」が重要な時代へ
2024年から新NISAが始まり、非課税枠が大幅に拡充されました。
一方で、老後資金対策の王道・iDeCoも依然として強力な節税ツールです。
「どっちがいい?」という比較よりも、
これからは“どう組み合わせるか”がカギになります。
■ NISAは“流動性重視”、iDeCoは“将来の安定”重視
まずざっくり役割を分けておきましょう。
• NISA:使いやすいお金(途中で引き出せる)
• iDeCo:絶対に老後に残すお金(引き出し不可)
→ 短中期の目標資金はNISAで運用し、
→ 長期の年金対策はiDeCoで積み立てるのが基本戦略です。
■ 併用すべき3つの理由
① 税制メリットを最大化できる
• NISAは「運用益が非課税」
• iDeCoは「掛金が全額所得控除+運用益非課税」
→ 両方使えば、2つの節税メリットを同時に享受できます。
② 資産を“使うタイミング別”に分けられる
• 例えば:
→ NISA=教育費や住宅頭金など、10年以内に使う可能性のあるお金
→ iDeCo=老後の生活費に確保するお金
→ 目的に応じて資金を仕分けできると、ライフプランが見えやすくなります。
③ 投資習慣が自然に身につく
• NISAはつみたて投資で「無理なく資産形成」
• iDeCoは半強制的に「継続する習慣」になる
→ 併用=自動的に“積立体質”になる仕組みづくりになります。
■ 注意点|iDeCoは「引き出せない」点を必ず理解する
「節税できるから全部iDeCoで!」
…これは要注意です。
60歳まで引き出せないiDeCoは、生活に余裕がある人向き。
→ 無理な掛金設定をすると、途中で苦しくなるリスクも。
→ まずはNISAで柔軟に資産形成、余裕が出てきたらiDeCoを拡充、が王道です。
■ おわりに|迷ったら“始めやすさ”からスタートを
資産形成において一番大切なのは、「まず行動すること」。
NISAは手軽に始められるので、投資の入り口として最適です。
その上で、「将来への安心」を積み上げるために、iDeCoを追加する。
2つの制度を上手に使い分けて、無理なく豊かな未来へ。
※当ブログでは、投資初心者向けにNISA/iDeCoの実体験や考え方を発信中。
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