投資を始めたばかりの頃、「どの銘柄が上がるか」や「どれだけ利益が出せるか」ばかりに目が行きがちです。
ですが、長期的に資産を育てていくためには、自分自身の「リスク許容度」を正しく理解することが欠かせません。
今回は、投資における「リスク許容度」について、わかりやすく解説していきます。
【リスク許容度とは?】
リスク許容度とは、投資によってどれくらいの損失まで精神的・経済的に耐えられるかという指標のことです。
たとえば、資産が10%減っても冷静でいられる人もいれば、2〜3%の下落で不安になって売却してしまう人もいます。
つまり、リスク許容度は人それぞれ異なり、年齢・収入・家族構成・投資経験などによっても変化します。
【リスク許容度を無視すると…】
自分のリスク許容度を無視して高リスクな資産に手を出すと、相場の下落時にパニックになり、損切りしてしまうリスクが高まります。
この「狼狽売り(ろうばいうり)」が繰り返されると、投資成果はなかなか伸びません。
逆に、リスクを抑えすぎてしまうと、インフレに資産が負けてしまい、**「リスクを取らないリスク」**にも直面します。
【自分のリスク許容度を知る方法】
1. どれくらいの損失まで耐えられるかを数字で想定する
例)100万円の投資が80万円に減ったらどう感じる?
2. 資産運用の目的を明確にする
目的が「老後資金」なのか「5年以内の住宅購入」なのかで取るべきリスクは大きく異なります。
3. 年齢や家族構成、収入の安定性を考慮する
若年層や独身者はリスクを取りやすく、家族持ちや退職間近の場合は慎重に構えるのが一般的です。
【リスク許容度に合った投資とは】
リスク許容度を把握できたら、それに応じた資産配分(ポートフォリオ)を考えましょう。
• リスクを抑えたい → 債券や預金の比率を高める
• ある程度リスクを取れる → 株式中心の積立投資
• 高リスクを許容できる → 新興国株式やレバレッジ型投信も一部活用
ただし、重要なのは自分が「平常心」でいられる範囲に収めることです。
【まとめ】
リスク許容度は、投資成績以上に大切な「自分自身のブレない軸」です。
市場は必ず上下します。
その中で動じず、冷静に積立を続けるためには、自分の性格や生活状況に合った投資スタイルを築くことが何より大切です。
今後も一緒に、地に足をつけた投資を続けていきましょう。
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