サッカーをがんばる小学生にとって、自主練の習慣はレベルアップに欠かせません。
でも現実は、「なかなか続かない」「やる気が見えない」「言っても動かない」など、親として頭を抱える場面も多いのではないでしょうか。
今回は、そんなときに効果的な**“親の声かけ術”と習慣化のコツ**をお伝えします。
自主練が続かない3つの理由
まず最初に、自主練が続かない理由を整理しましょう。
1. 目的があいまい:「なぜやるのか」が見えていない
2. やらされ感がある:「親に言われたから」と感じている
3. 結果がすぐ出ない:変化が見えず、モチベーションが下がる
これらを解消するには、親の接し方や声かけがとても重要です。
声かけの黄金フレーズは「どうしたい?」
「やりなさい」よりも効果的なのが、子どもの意思を引き出す声かけです。
おすすめのフレーズ:
• 「今日はどんな練習したい?」
• 「今、何ができるようになったらうれしい?」
• 「明日の試合で自分のプレー、どうしたいと思ってる?」
こうした質問は、子どもの主体性を育てることにつながります。
褒めるより「見守る」が効く理由
つい、「すごい!」「えらいね!」と褒めたくなりますが、継続には**“評価しない見守り”**の方が効果的な場合があります。
• 練習していても、あえて声をかけず見守る
• 自分から報告してきたら「続けてるんだね」と事実を受け止める
• 失敗やイヤになる時期も“あるもの”として受け入れる
親が「評価者」ではなく「伴走者」になることで、子どもは自分のペースで挑戦しやすくなります。
習慣化のカギは「時間と場所の固定化」
毎回「今日はやるの?やらないの?」と聞いていると、親も疲れます。
おすすめは、時間と場所をある程度決めておくこと。
• 平日は夕食前の30分、土日は朝食後の15分
• 玄関前や公園など、すぐに取りかかれる場所に道具を準備しておく
• 「やる」「やらない」の判断ではなく、「自然と始まる」環境を整える
習慣になると、やらないと気持ち悪い状態になっていきます。
まとめ:親の言葉が、子どもの未来をつくる
自主練は、強制ではなく自発性があってこそ力になります。
• 「どうしたい?」と子どもの意思を引き出す
• 結果よりもプロセスを見守る
• 習慣をサポートする環境づくり
親の声かけや姿勢が、子どもの成長に大きな影響を与えます。
サッカーを通して、「努力する力」や「続ける力」を身につけてほしい。
そう願うなら、まずは親が“信じて待つ力”を持つことから始めてみませんか?
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