毎年5月になると、全国のクルマ所有者に届く「自動車税の納付書」。
2025年も例外ではなく、多くの方がすでに通知書を受け取ったことでしょう。
今年は、**13年以上経過した旧車への“重課”**や、新車の環境性能に応じた減税制度が話題となり、ネット上でも賛否が飛び交っています。
そこで今回は、「2025年最新の自動車税」について、制度の仕組み・重課や減税のポイント・今後の見通しまでわかりやすく解説します。
【目次】
1. 自動車税とは?軽自動車と普通車の違い
2. 2025年の税額早見:いくらかかる?
3. 知らないと損!環境性能割とグリーン化特例
4. 物議を呼ぶ「13年超の旧車重課」とは?
5. 今後の制度改正に期待?ネット上の声も紹介
6. まとめ:私たちができる備えとは?
【1. 自動車税とは?軽自動車と普通車の違い】
自動車税(軽自動車の場合は軽自動車税)は、毎年4月1日時点の所有者に対して課される地方税です。
納付期限は例年5月末ですが、2025年は**6月2日(月)**が期限となっています。
• 軽自動車:一律10,800円(年額)
• 普通自動車:排気量に応じて変動(次項で詳しく解説)
【2. 2025年の税額早見:いくらかかる?】
普通自動車の自動車税は、2019年10月1日以降に登録されたかどうかで異なります。
《2019年10月1日以降に登録》
• 〜1.0L:25,000円
• 〜1.5L:30,500円
• 〜2.0L:36,000円
• 〜2.5L:43,500円
• 〜3.0L:50,000円
• 〜3.5L:57,000円
• 〜4.0L:65,500円
• 〜4.5L:75,500円
• 〜6.0L:87,000円
• 6.0L超:110,000円
《それ以前に登録された車両》
• 各クラスで概ね+約5~10%高い金額が設定されています。
【3. 知らないと損!環境性能割とグリーン化特例】
2025年現在、自動車税には環境性能を反映した2つの優遇制度があります。
① 環境性能割
• 燃費基準や排ガス性能によって、税額が最大75%まで割引されます。
② グリーン化特例(2026年3月まで)
• 環境にやさしいクルマへの買い替えを促す一時的な措置。
• 例:リッターカーなら25,000円→6,500円
ハイブリッド車なら30,500円→15,500円 など
【4. 物議を呼ぶ「13年超の旧車重課」とは?】
ここ数年、最も議論を呼んでいるのがこの制度です。
• 登録から13年以上経過したガソリン車(ディーゼル車は11年)は、約15%の重課対象。
• 例:6.0L超の旧車→12万7600円(通常より+1万6600円)
これは環境負荷が高い車両を抑制する目的ですが、
「大切に長く乗っている人が損をする制度」として、ユーザーからは強い反発も出ています。
【5. 今後の制度改正に期待?ネット上の声も紹介】
• 「税金高すぎ!生活必需品なのに贅沢品扱い…」
• 「古い車を大事にしてる人が罰を受けるみたい」
• 「この国は物を大切にする人を冷遇するのか…」
環境保護は重要なテーマですが、生活の足として車を使う人にとっては不公平感のある制度でもあります。
【6. まとめ:私たちができる備えとは?】
• 自動車税は排気量と車齢によって大きく変わる
• 環境性能によって大幅な減税も可能
• 13年超の車両には“重課”が発生するので注意
• 買い替え・車検・車種選びにおいて、税金面を事前に把握しておくことが重要です
今後も、税制の動向や優遇制度の変化をウォッチしながら、私たちにできる賢い選択を続けていきましょう。
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