ウォーレン・バフェットの人生を語るうえで欠かせない言葉。それが、「スノーボール(雪玉)」です。
彼の伝記のタイトルにもなっているこの言葉は、小さな雪玉が、転がし続けることで大きな雪だるまになるように、資産も複利の力で膨らんでいくという思想を表しています。
この記事では、「スノーボール理論」がどれほど強力なのか、そして僕自身が実践している“1億円への資産形成戦略”とリンクさせて紹介していきます。
【バフェットが教える「スノーボール理論」とは】
バフェットは、11歳で初めて株式を購入し、常に「お金が自分の代わりに働く仕組み」を作り続けた人物です。
彼が投資において最も重要だと語るのが、“複利”の力。
雪玉が坂を転がるように、利益が利益を生み、時間とともに加速度的に資産が膨らむ。これがスノーボール理論の真髄です。
【具体例:100万円を年利7%で運用したら?】
複利のシンプルな力を見てみましょう。
• 10年後:196万円
• 20年後:386万円
• 30年後:761万円
• 40年後:1,500万円
• 50年後:2,946万円
なんと、50年後には30倍近くに。**長く続ければ続けるほど、“時間が味方になる”**のです。
【僕の1億円戦略とスノーボールの実践】
僕が目指しているのは、サイドFIREを経て最終的に資産1億円の達成。そのために、以下のルールで淡々と実行しています。
• S&P500をメインにインデックス投資
• 毎月10万円を自動積立(+随時追加投資)
• 年利5〜7%を想定し、20〜30年スパンで運用
• 売却は極力せず、「複利」を活かす
つまり、「今の自分ができる小さな雪玉を、とにかく転がし続けること」。バフェットのように長期で見れば、どんな小さなスタートも大きな力になると信じています。
【スノーボールを壊すNG行動】
せっかく転がした雪玉も、以下のような行動で台無しになります。
• 頻繁な売買 → 税金や手数料でスノーボールが削れる
• 急な取り崩し → 積み上げた時間がリセットされる
• ハイリスク商品への誘惑 → 一発の失敗で全てを失うことも
バフェットは、**「まずは損をしないこと。次にそのルールを忘れないこと」**と語っています。スノーボールを壊さないための鉄則です。
【まとめ】
バフェットのスノーボール理論は、「早く始めて、長く続けて、触らない」ことが鍵。
複利の力を信じて、焦らず地道に転がし続ける。それこそが、僕たち個人投資家が目指すべき王道の資産形成です。
たとえ最初の雪玉が小さくても、今日から転がし始めれば、明日の自分を確実に助けてくれます。
「複利は魔法」ではなく、「継続のご褒美」なんです。
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