「バフェットって、個別株で莫大な資産を築いた人でしょ?なのに、なんでS&P500を勧めてるの?」
これは、僕が投資を始めたばかりの頃に感じた素朴な疑問でした。確かに、ウォーレン・バフェットは歴史に名を刻む伝説的な投資家であり、自ら企業を選んで投資する「バリュー投資」の名人です。
しかし、彼が遺言として妻に残しているのは「資産の90%をS&P500に投資せよ」というアドバイス。この記事では、バフェットがなぜS&P500を勧めるのかを解説し、僕自身がその理由に納得して“全力S&P500”に踏み切った瞬間についてもお話しします。
【バフェットが語るS&P500の強み】
バフェットがS&P500を推す理由は、大きく3つに集約されます。
1. アメリカ経済の成長に連動している
S&P500はアメリカを代表する500社の集合体です。つまり、アメリカ全体の経済成長を丸ごと享受できる指数です。バフェットは「アメリカ経済の未来に賭ける」と公言しており、その確信がS&P500への信頼につながっています。
2. 分散が効いていてリスクが低い
たとえ一部の企業が不調でも、残りの企業がカバーする仕組みになっており、個別株よりもリスクが分散されています。「わからないものには手を出すな」というバフェットの哲学にも合致しています。
3. 低コストで運用できる
インデックスファンドは手数料が安く、長期的に見ればこのコスト差が複利効果に大きく影響します。バフェットは何度も「手数料に気をつけろ」と警鐘を鳴らしています。
【僕が全力投資を決断した背景】
僕は、旧NISAから投資をスタートしました。最初のうちは個別株や高配当株にも惹かれましたが、調べれば調べるほど「何が正解なのかわからない」という混乱に陥りました。
そんなときに出会ったのが、バフェットのこの言葉でした。
「投資の結果は、費用と感情の管理によって決まる」
まさに、僕のような一般人が勝つためには「コストを抑え、感情に振り回されず、長期で積み立てる」ことが最善だと気づかされました。
S&P500への全力投資は、派手さはないですが、安心感と納得感があります。2023年11月、僕はNISAで最初の20万円をS&P500に投じました。その後、月10万円ずつ継続し、今では“淡々と買い続ける機械”のようになっています。でも、それが一番強いんだと信じています。
【S&P500はバフェットの“後継戦略”】
バフェットは自らの死後、家族が資産運用で失敗しないように、わざわざ「S&P500にしておけ」とアドバイスを残しています。これほどシンプルで力強い推奨があるでしょうか?
この戦略は、僕のような「ごく普通の人」が一生続けられる投資法です。そして、それを信じて実行できるかどうかが、将来の資産形成を左右すると思います。
【まとめ】
バフェットがS&P500を勧める理由は、アメリカ経済の成長性、分散による安心感、低コストという明確なロジックに裏打ちされています。そして、それは特別な才能がなくても実行できる、万人向けの“最強の戦略”でもあります。
僕はこれからも、バフェットの言葉を信じて、S&P500に淡々と積み立てていきます。未来の自分が感謝するような投資を、今、選び続けていこうと思います。
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