こんにちは、shinji-fire-lifeです。
株式投資の世界でよく耳にする「PER〇倍」という言葉。
ニュースや証券アプリ、SNSでも当たり前のように出てきますが、「結局どういう意味?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか?
今回は、PERの意味・計算方法・活用法をやさしく解説し、投資判断にどう使えるかまでわかりやすくまとめていきます!
PERとは?超シンプルに説明!
PER(株価収益率)=株価 ÷ 1株あたり利益(EPS)
英語では「Price Earnings Ratio」と言い、「株価が利益の何倍か」を表します。
たとえばこんな計算:
• ある企業の株価が1,000円
• 1株あたりの利益(EPS)が100円
このときのPERは、
1,000円 ÷ 100円 = PER10倍です。
つまり、「この会社の株を買うには、利益の10年分の価格を払っている」というイメージです。
PERが高い・低いってどう判断するの?
• PERが高い(例:30倍)
→ 将来の成長が期待されている
→ ただし割高と判断されることも
• PERが低い(例:8倍)
→ 割安とされることが多い
→ ただし成長性が低い・業績不安がある場合も
目安としては、PER10〜15倍が平均的と言われていますが、業種や国、市場環境によって大きく変わります。
日本株と米国株のPERの違い
• 日本株は、比較的PERが低い傾向(10〜15倍程度)
• 米国株は、将来成長を織り込んでPERが高くなる傾向(20〜30倍以上も)
たとえば、アップルやマイクロソフトなどの大型米国株はPER30倍超も珍しくありません。
PERの注意点:これだけで判断しない!
PERは便利な指標ですが、「利益」が落ち込んだ年はPERが急上昇したり、赤字企業では計算不能になります。
そのため、PERだけに頼らず、
• 売上・利益の推移(成長率)
• 業種ごとの平均PER
• 同業他社との比較
などをセットで見るのが大切です。
はい、できます!
S&P500や全世界株などのインデックスに連動するETFや投資信託でも、**「組み入れ銘柄の平均PER」**が公開されています。
これを見れば、今の市場が「割安か、割高か」のざっくりとした目安になります。
まとめ:PERは「株価の妥当性」を見るための物差し
PERは、株価がその会社の利益に対して高いのか安いのかを見るための大切な指標。
ただし、「低ければ買い、高ければ売り」という単純な話ではありません。
• 成長性を織り込んで高PERな企業もある
• 業績が悪くなれば一時的に高PERになることもある
• 同業他社と比較してこそ意味がある
**PERはあくまで“投資判断の材料のひとつ”**として活用し、ほかの指標と組み合わせて分析していきましょう!
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