第6位は、アメリカの誇る伝説的な投資会社、Berkshire Hathaway(バークシャー・ハサウェイ)。
投資の神様ウォーレン・バフェット氏が率いてきたことで有名です。
【企業概要】
バークシャーはもともと繊維業の会社でしたが、1960年代にバフェット氏が経営権を握ってから持株会社型の巨大投資企業へと進化。
現在では、さまざまな業種の企業に投資しながら、グループ会社も多数抱える超巨大コングロマリットです。
【主なビジネス分野】
1. 保険事業
• GEICO(自動車保険)やGeneral Re(再保険)などを傘下に持つ
• 保険料を運用資金として活用できるのがバークシャーの強み
2. 鉄道事業
• BNSF Railwayという全米最大級の鉄道会社を保有
3. エネルギー事業
• Berkshire Hathaway Energyを通じて、電力・ガスなどの公益事業を展開
4. 製造・小売・サービス
• See’s Candies、Dairy Queen、Fruit of the Loomなど有名ブランドもグループ企業に
【投資スタイルの特徴】
• 割安な企業に長期投資
• 株価ではなく企業価値を重視する「バリュー投資」スタイル
• 短期のトレンドに左右されず、数十年スパンで成長を狙う
• 「理解できないものには投資しない」が信条
【有名な保有銘柄】
• Coca-Cola(コカ・コーラ)
• American Express(アメリカン・エキスプレス)
• Chevron(シェブロン)
• 日本の五大商社(伊藤忠・丸紅・三菱商事・三井物産・住友商事)
【S&P500への影響力】
バークシャーは「個別企業」でもありながら、分散投資ポートフォリオそのもの。
その構成の中に、他のS&P上位企業も含まれているのが大きな特徴です。
【今後の注目ポイント】
• 2025年末でCEO交代(次期CEOはグレッグ・アベル氏予定)
• 市場環境に左右されずに堅実な企業投資が続くか
• 日本企業との関係強化(商社株の長期保有宣言など)
【まとめ】
バークシャー・ハサウェイは、“世界で最も有名な投資家”の思想が詰まった企業です。
AIやテックとは一線を画し、「地に足のついた投資」でS&P500全体のバランスを支える存在となっています。
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