「コモディティって何?」
投資を始めたばかりの方やニュースで耳にする機会が増えた方にとって、聞いたことはあるけど正直よくわからない言葉の代表かもしれません。
今回はそんな「コモディティ」について、超やさしく・具体的に・投資にも役立つ形で解説していきます!
■ コモディティとは「世界共通の商品」のこと!
コモディティ(Commodity)とは、世界中どこでも同じように価値がある商品のことです。
例えば…
• 金(ゴールド)
• 原油(オイル)
• 銀、銅などの金属
• 小麦、大豆、トウモロコシなどの穀物
• 天然ガス
など、「モノ」として価値があるもので、特定のブランドに依存せず、世界の市場で取引されるものを指します。
■ コモディティの種類
コモディティは、大きく分けて2つの種類に分かれます。
① エネルギー系
• 原油
• 天然ガス
• ガソリン
② 農産物系・金属系
• 農産物:小麦・大豆・トウモロコシなど
• 貴金属:金・銀・プラチナなど
• 工業用金属:銅・アルミニウムなど
■ コモディティ価格はなぜ変動する?
コモディティの価格は、**需給バランス(需要と供給)**によって決まります。
たとえば…
• 戦争や紛争 → 原油価格が高騰
• 干ばつや台風 → 農作物が不足して価格上昇
• 金融不安 → 金に人気が集中して価格上昇
このように、世界情勢や天候などの影響を大きく受けるのが特徴です。
■ 投資としての「コモディティ」
コモディティは、株式や債券と並ぶ「資産クラス」のひとつで、分散投資にも活用されます。
主な投資方法は以下のとおり:
• 先物取引:上級者向けでリスクも高め
• 現物保有:金貨やインゴットなど、物理的に所有
たとえば「金(ゴールド)」は、インフレ対策や有事の安全資産として世界中の投資家に重宝されています。
■ コモディティ投資のメリット・デメリット
コモディティ投資のメリットとしては、まず「インフレに強い」という点が挙げられます。物価が上昇すると、金や原油といった資源の価格も上がる傾向があるため、インフレ時の資産保全に役立ちます。さらに、株式や債券とは異なる値動きをするため、ポートフォリオに組み込むことでリスク分散にもつながります。また、世界の経済動向をより深く学ぶきっかけにもなります。
一方でデメリットもあります。まず、価格変動が非常に激しいため、大きな利益を狙える反面、損失も大きくなりがちです。また、金や原油などの現物を保有しても配当金のような定期収入は得られないため、インカムゲイン(保有中に得られる収入)を重視する投資家には向いていません。さらに、世界情勢や天候、政策の影響を受けやすいため、初心者にとってはやや難しい投資対象でもあります。
【まとめ】
コモディティとは、**「世界共通の価値ある商品」**のこと。
金や原油、小麦など、生活や経済を支える重要な資源です。
投資としてのコモディティは、リスク分散やインフレ対策に有効な手段ですが、初心者はまずETFから始めるのがオススメです。
投資の幅を広げるためにも、「コモディティ」という概念を知っておくことは非常に大切。
ブログやSNSでもわかりやすく解説できれば、読者からの信頼も一段とアップしますよ!
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