近年急増している証券口座の乗っ取り被害に対し、日本証券業協会と証券各社が補償に踏み切る方針を発表しました。
■ 不正アクセスによる被害、3か月で900億円超
複数の証券口座が第三者による不正アクセスによって乗っ取られ、顧客が知らない間に株式などの取引が行われる被害が相次いでいます。
2025年3月時点までの3か月間で、確認された被害額はなんと900億円以上にのぼります。被害は少なくとも9社の証券会社で発生しています。
■ 顧客への補償、証券10社と合意済み
日本証券業協会と証券10社は、不正アクセスによる被害を受けた顧客への補償方針で合意に至りました。
すでに一部の証券会社では、「不正な取引であると判断されたケース」について全額補償を行うと明言しており、今後は各社で具体的な補償の範囲や手続きが詰められる見込みです。
■ 補償と合わせて重要な「自己防衛」
補償方針が打ち出されたことで、ひとまず被害者への救済の道は見えてきました。しかし、根本的な解決のためには個人レベルでのセキュリティ対策も不可欠です。
• パスワードの定期変更
• 二段階認証の導入
• 不審なログイン通知への即時対応
といった基本的な対策を、今一度見直すことが求められます。
【まとめ】
今回の補償方針は、証券業界が信頼回復に向けて踏み出した大きな一歩です。
ただし、投資家として資産を守るには、日頃のセキュリティ意識の強化が何より重要です。
ブログやSNSで投資情報を発信している方にとっても、読者の安全を守るための「啓発」投稿は今後ますます価値が高まりそうです。
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