こんにちは、shinji-fire-lifeです。
最近よく耳にする「外貨建MMF」という言葉。投資や資産運用をしていると、NISAや証券口座の中でも見かけるけど、正直なところ「よくわからない…」「外貨だし難しそう」と感じている方も多いのではないでしょうか?
(私もその一人でした…!)
今回は、外貨建MMFとは何か?メリット・デメリットは?どんな人に向いているのか?を、やさしく解説していきます。
【外貨建MMFとは?シンプルに言うと…】
MMF(マネー・マーケット・ファンド)とは、短期の国債や政府系債券などで運用される、安全性の高い投資信託の一種です。
それが「外貨建」となると、米ドルや豪ドル、ユーロなどの外国通貨で運用されるMMFのことを指します。
つまり、外貨建MMFとは:
→ 外国の安全性の高い債券などで短期間運用される投資信託で、
→ 外貨預金のように外貨でお金を預けて増やす手段の一つです。
【特徴:外貨預金とはどう違うの?】
外貨建MMFとよく比較されるのが「外貨預金」。
どちらも外貨でお金を運用しますが、以下のような違いがあります。
<比較ポイント>
・金利(利回り)
外貨建MMF:比較的高め
外貨預金:低め(銀行による)
・元本保証
どちらもなし(投資なので保証はされません)
・手数料
外貨建MMF:為替手数料のみ
外貨預金:為替+隠れた手数料あり
・分配金(利息)
外貨建MMF:定期的に支払われ、自動再投資も可能
外貨預金:利息として付与
・税制優遇
外貨建MMF:一部NISA対応あり
外貨預金:対象外が多い
つまり、「銀行の外貨預金よりも効率よく外貨運用したい人」には、外貨建MMFは選択肢として有力です。
【メリット:外貨建MMFが選ばれる理由】
1. 高めの利回り(インカムゲイン)
たとえば米ドル建MMFでは、利回りが年5%前後になることもあります。(※市場状況による)
2. 分配金が自動で再投資される
受け取った利息がそのまま再運用されるので、複利効果が期待できます。
3. 為替の分散効果が得られる
円だけに偏らず、外貨を持つことで通貨リスクを分散できます。
4. NISAでも一部利用可能
証券会社によっては、成長投資枠などで外貨建MMFを保有できます。
【デメリット・リスクは?】
もちろん注意点もあります。
・為替リスク
外貨で運用されているため、円高になると評価額が下がる可能性があります。
・元本保証ではない
MMFは安全性の高い資産で運用されていますが、あくまで投資信託。元本保証はありません。
・利回りは変動する
金利の変化や市場環境により、分配金(利回り)は上下します。
【どんな人に向いている?】
外貨建MMFは、以下のような人におすすめです。
・外貨を短期~中期で安全に運用したい人
・外貨預金より有利な選択肢を探している人
・外貨ETFや外貨資産への足掛かりとして始めたい人
・将来的に米国株投資や米ドル決済を考えている人
「投資信託のように外貨運用できる外貨預金」
そんなイメージで、外貨資産の“待機資金”としても活用されやすいですね。
【最後に:私たちにも身近な“外貨の入り口”として】
外貨建MMFは、一見むずかしく感じますが、仕組みはシンプル。
米ドルや豪ドルなどを使って、安全性の高い運用をしつつ利回りを得られる「外貨版の貯金+α」のような存在です。
私も初めは敬遠していましたが、円安・インフレが続く今だからこそ、円以外の通貨を持つことの大切さを感じています。
外貨投資の一歩目として、外貨建MMFを検討してみるのも良いかもしれませんね。
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