はじめに
言葉は知っていても、実際にどんな行為がインサイダー取引にあたるのか、あいまいな人も多いのではないでしょうか。
この記事では、インサイダー取引の基本知識を初心者にも分かりやすく解説します!
インサイダー取引とは?
インサイダー取引とは、企業の内部情報(未公開情報)を知って、その情報を利用して株式などを売買する行為をいいます。
「インサイダー(insider)」=内部者、つまり会社の内部事情を知る立場にある人が、不公平に利益を得る行為を指します。
たとえば、
• 会社がまだ発表していない「大赤字」「大きな買収」などの情報を知った
• それを利用して、株を売ったり買ったりして儲けた
こういった行為は、インサイダー取引として金融商品取引法違反に問われ、罰則の対象になります。
具体的にどんな人が対象?
• 上場会社の役員・従業員
• 上場会社の取引先(仕入先・販売先)
• 会計士・弁護士など、業務を通じて未公開情報を知った第三者
• これらの人から情報を聞いた家族・友人も対象になる場合あり
つまり、「直接関わっていなくても、知ってしまった人も要注意」ということ!
どんな情報が対象?
• 業績の急変(大幅な赤字・黒字)
• 合併・買収・事業提携
• 株式の分割・自己株式の取得
• 代表取締役の交代
• 新製品・新サービスの発表 など
これらは、株価に大きな影響を与えるため、発表前に取引に使うとアウトです。
うっかり違反を防ぐために
• 未公開情報を聞いても絶対に売買しない
• 「噂話」レベルでも注意する
• 情報をSNSや家族・友人に話さない
• 心配なときは専門家に相談する
知らなかった、では済まされないのがインサイダー取引。
株式投資をするなら、最低限の知識と注意が必要です!
まとめ
• インサイダー取引は、未公開の重要情報を使った株取引のこと
• 社員だけでなく、関係者やその家族・友人も対象になる
• 重大な違反で、罰則(刑事罰・民事罰)を受ける可能性あり
• 情報を聞いたら「売買しない・話さない」が鉄則!
正しいルールを知って、安心・安全な投資活動を続けましょう!
あわせて読みたい記事
【お金の大学レビュー】僕が投資を始める前に読んで救われた一冊
https://shinji-fire-life.hatenablog.com/entry/2025/04/11/212945
プラチナNISA【高齢者のための新制度と現行NISAとの違い
https://shinji-fire-life.hatenablog.com/entry/2025/04/18/181944
社会保険の仕組み【知らないと損する基礎知識】
life.hatenablog.com/entry/2025/04/18/175120