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【デジタル併願制とは?公立高校も“専願”から“併願”へ】

こんにちわ、慎二です。

今回は高校受験を控える中学生とその保護者の方々にとって、大きな変化となる「デジタル併願制」の導入について、わかりやすくまとめたいと思います。

 

 

 

■ 従来の公立高校入試:専願しか選べなかった

 

これまで多くの都道府県で、公立高校の受験は「専願」が原則でした。

つまり、同じ日程の中で複数の公立高校を併願することは不可能だったのです。私立高校とは異なり、選択肢が限られていたため、一発勝負のようなプレッシャーを感じる受験生も少なくありませんでした。

 

 

 

■ ついに公立高校も「併願」が可能に!デジタル併願制の導入

 

近年、全国的に進められているのが「デジタル併願制」という仕組みです。これは、デジタル上で複数の公立高校を併願できる仕組みで、すでに一部の自治体では試験的に導入が始まっています。

 

この制度の特徴は以下のとおりです。

 

・公立高校の同一日程入試でも複数校に出願できる

・受験は1校分の試験で、合否は希望順位に応じて判定

・出願や合否確認がすべてオンラインで完結する

 

 

 

■ 受験生にとってどんなメリットがある?

 

この制度変更によって、受験生や保護者にとって次のような大きなメリットがあります。

 

・リスク分散ができる

 → 今までは1校に全てをかけていたため、万が一の不合格に備えて私立との併願が必須でした。デジタル併願制によって、公立高校内でのセーフティーネットが築けるようになります。

 

・選択肢が増える

 → 生徒の適性や進学希望に応じて、複数の学校を視野に入れることが可能になります。学科・部活動・通学距離なども含めて、より自分に合った学校選びができます。

 

・経済的な負担が減る可能性

 → 私立高校との併願による入学金納付などが減れば、家庭の金銭的負担軽減にもつながります。

 

 

 

■ 注意点と今後の課題

 

とはいえ、この制度にもまだ課題があります。

 

自治体ごとの導入タイミングの違い

 → 全国一斉ではないため、自分の地域が対象かどうかをしっかり確認する必要があります。

 

・試験方式や順位制度の理解が必要

 → 第一志望から順に合否を判定する方式のため、出願戦略をしっかり立てる必要があります。

 

情報格差への対策が必要

 → インターネット環境や制度の理解度によって、保護者や受験生に差が出てしまう懸念も。

 

 

 

■ まとめ:受験制度は、いま「大きな転換期」にある

 

「公立高校は一校しか受けられない」という時代は、今まさに終わろうとしています。

デジタル併願制の導入は、受験生の可能性を広げ、より自分らしい進学先を見つける手助けになる制度です。

 

受験において最も大切なのは、自分の未来を自分で考え、納得のいく選択をすること。

新しい制度を正しく理解し、有効に活用していくことで、より良い進路選びができることを願っています。

 

 

内部リンク

【自転車にも‘‘反則金制度’’導入へ|交通違反と子どもの通学安全を守るために今できること】 

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