今回は、投資を始めるとよく耳にする「円安・円高」について、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
僕自身、インデックス投資を続ける中で、為替の影響を強く実感する場面が増えてきました。難しそうに思えるかもしれませんが、基本を押さえれば意外とシンプル。しっかり理解して、資産形成に役立てていきましょう!
■ 円安・円高とは?
まずは基本的なところから説明します。
• 円安(えんやす):円の価値が下がること。
例:1ドル=100円 → 1ドル=150円
→ 同じ1ドルを買うのに、より多くの円が必要になる。
• 円高(えんだか):円の価値が上がること。
例:1ドル=150円 → 1ドル=100円
→ 同じ1ドルを買うのに、少ない円で済む。
つまり、円安は日本円が「弱く」なること、円高は「強く」なることと覚えておくとイメージしやすいです。
■ 円安・円高が私たちに与える影響
では、この「為替の変動」が、私たちの生活や投資にどう影響してくるのかを見てみましょう。
● 円安になると…
• 輸入品が高くなる
→ ガソリン、電気代、食品など、日常生活に直結する物価が上がる傾向に。
• 輸出企業にとって有利
→ トヨタや任天堂など、海外売上比率が高い企業の業績が伸びやすい。
• 外貨建て資産に追い風
→ 米国株やドル建てETFを持っている場合、為替差益で評価額が上がることも。
● 円高になると…
• 輸入品が安くなる
→ 海外製品や原材料のコストが下がるため、家計にやさしい。
• 輸出企業にとって不利
→ 円高になると、海外で稼いだお金を円に戻した時の利益が減る。
• 外貨建て資産に逆風
→ ドル建てで増えていても、円に換算すると評価損が出る場合もある。
■ 投資との関係
僕はS&P500をメインにインデックス投資を続けていますが、この指数はドル建てのため、為替の影響をダイレクトに受けます。
たとえば、同じパフォーマンスでも…
• 円安のとき:円換算で「利益が大きく見える」
• 円高のとき:円換算で「利益が目減りする」
ここで大切なのは、「為替による一時的な上下に惑わされない」こと。僕はこう決めています。
株価も為替も完璧に読めない。だからこそ「長期・分散・積立」でコツコツ続ける。
■ 円安の今、どうすべきか?
2025年4月現在、日本は歴史的な円安局面にあります。
SNSなどでも「今こそ円をドルに変えておけ!」という声が聞こえてきますが、焦る必要はありません。
僕はこんなスタンスでいます。
• ドル建て資産(S&P500など)を中心に積立継続
• **円建て資産(日本株や債券)**にも注目し、通貨リスクを分散
• あくまで「生活防衛資金」を守りつつ、無理のない範囲で投資を継続
為替はあくまで外部要因の一つ。過剰に反応しないことが大切だと考えています。
■ まとめ
• 円安・円高は、「円の価値」の変化
• 生活にも投資にも、少なからず影響がある
• 重要なのは、「為替の波に慌てず、継続すること」
僕はこれからも、「家族を守るための資産形成」という軸をブラさずに、学びながら前進していきます。為替も、株価も、コントロールできない。でも、自分の行動はコントロールできる。
一緒に、ぶれない投資ライフを育てていきましょう!
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